ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
あたしは腹立つ思いをおさえてソファに座った龍の隣に腰かける。




そんなあたしを、詩音がチラッとみて……目が合う。





……詩音はニコ、と微笑んで視線を手先の煙草にうつした。






……なにあいつ。






腹立つんだけど。





なんもなかったみたいな顔しちゃってさ。






連夜と巧は向かいのソファに座っていた。







「レン、この前きいてたの、調べてきた!」





「マジか!なんだった?!」





「【メイ】っていう名前なんだってーっ」




「場所はっ!?」





「八王子の近く!なぁ、なぁ、俺も行っていい?」






「おぅっ、じゃあ二人で行くぞ!」





「やったっ!食べ放題楽しみ!」




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