ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
黒髪とサルと女っぽいあいつ……女々し君でいいや、女々し君もか。



と、そこで喧嘩売られたのにイラついたのか、





「お前誰だよ。」



サルに聞かれた。



名乗るヒマもクソもない。



早く本題に入ろうと思った。




……警戒されちゃうから。





「あたしはただの通りすがりのヤンキーガールだけど

それより総長だれ総長」





その時だった。




こいつらは……自爆行為をした。




女々しいヤツとサルが黒髪の方チラッと見た。




と思いきや


「……俺だっ!!」



サルが叫んだ。





……え、いや、明らかにお前違うべ?




え今黒髪見たよなお前?






いぇす、THE・自爆行為★





と思いつつ、事情があるのを理解できるのも、あたし。



そら見ず知らずの奴に簡単には名乗らないわな。





「えっお前?サルかよ」



「ああん?なんだとおら」



話にノったらコイツ牙むいてきた。



「レン落ち着け!!」



女々し君がサルに言った。



レン?え、じゃあこいつが「ザキ」?




けどまぁ、今はいいや。本題に入ろ。






「頼みがあんだけど」





「あんだよ」




はいーまた黒髪をチラッて見た。





サルが動揺してやがる。







さて、あなたは何て言うか……。
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