ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
3日目
『や……んっそこはダメェッ……』
『静かにして……聞こえちゃうだろ……』
『ん……っ』
「……、ん、ん……?」
うっすら目を開けると、入り込んできた見慣れない景色がボンヤリ移る。
『やぁ……っ』
『や、じゃないだろ?美咲。』
『あぁ……っ!』
「……ハッ!」
ここ、龍の家だったんだ!
あたしは勢いよく起き上がった。
『やめ……あぁんっ』
「なななにごとだ!!」
『美咲は俺のもんだろ……?』
スッと視線をドアに移動させる。
『そうっ……だわっ』
「な、なんの音……」
あたしはベッドから立ち上がっておそるおそる部屋の扉をあけた。
「龍ー……?連夜?詩音さーん……?」