ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
『美咲……っ!』
『やっ……ケンさんっ!』
なに……この声。
よく分かんないけどすごく……
すごく……気持ち悪い
足をリビングに進ませる。
そしてあたしはそのままテレビ画面を見て……固まった。
『もう……バレちゃう……』
『だからシーっ、な……?』
ダダダダダッ!
瞬間、あたしはトイレへ走った。
「あー、もー、龍たちどこいっちゃったんだか……」
はぁ、と、朝から幸せが逃げてくのを感じる。
トイレで出すもの出して、テレビを消し、もう二度とつけられないように入っていた18禁DVDを折り。
ちょっと落ち着いたあたしを待っていたのはリビングテーブルにある置き手紙……