ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
「夏希。話がある。」
そういってあたしの目をまっすぐ見たのは、それまで黙ってあたしたちの話をきいてた総長様々、龍。
龍の漆黒の視線がぶつかる。
彼は無表情だった。
「……いいけど。話、あたしからでいい?」
止めてくれたのはわかるけど、あたしも言われまくりじゃ腑に落ちないからね。
「お前逃げんじゃ「見て。」
あたしはガラステーブルにバンッ!と、持っていた紙束をたたきつけた。
「……?!」
「これ……あんだよ……」
1枚目の写真をみて、みんなが激しく動揺してる。
壊れたバイクの写真ーー……
「なんだよこれ?!」
蓮夜が声を荒げた。