ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
「夏希?!どうした?」



あたしから光輝に電話なんてかなり珍しいから焦らせたみたいだった。





面倒なので前置きは省いていきなり本題に入る。




「あたし、決めた」



「……あの町に行くんだな?」




……どうしていつも何も言わなくても分かってくれるんだろう?





「……うん。神皇を裏切った奴は絶対欧風にいる。」




これは情報屋やってやっっとのこと聞き出せたこと。




「……っ、やっぱそうなのか?俺も行こうか?」



「大丈夫」




光輝は相変わらずだった。






相変わらず……優しい。




っていうか心配性?お節介?





まぁいいや。





とか考えてたら光輝が何も喋らなくなった。



「光輝?もしもーし」




すると電話の向こうからカタカタ音がした。





「待って、いま調べがついたんだけど、欧風と敵対してる飛龍って族もあの町にある……桜院(おういん)って学校にそろってるらしい。」




「さすが光輝、仕事が早いね」




苦笑がもれる。




パソコンみてたんだ。

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