ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
まぁ事情が事情だけどさ。
リビングにいくと、あたしはソファに座らせてもらった。
「ここで待ってろ」
「はーい」
龍は部屋を出ていった。
かと思えばすぐ戻ってきた。
片手には男物の服を抱えていた。
……はやい。さすが一歩先行く星人。
「ん」
「おー、ありがとう!
あ、着替えたいんだけど……」
「向こうつかえ」
「ありがとう」
龍が指したのは、お風呂場の前にある部屋。
応接間のような部屋だった。
あたしはすぐ着替えた。
んー、紺のTシャツに黒い短パン。
……濃いわ。