ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
飛龍の溜まり場も、やっぱり倉庫だった。




んー、マンションとかだと、なにかと大変だもんね。




倉庫は神皇ほどじゃないけど大きい方だった。





龍がバイク置き場らしきところにバイクを止めて、いっしょに倉庫に入ると、色鮮やかな髪がパッと広がった。



なんか、懐かしいな……。




「「「「「総長!!おはようございます!」」」」」





「ああ」




いやもうほとんど昼ですけど。




一人、緑髪の奴がタタッと走ってきた。





「龍さん!そいつ新入りすか?!」





「ああ。」




「お前学校は?」




いきなりきかれて返答に困る。





なぜなら学校名を一瞬忘れたから。




「えっと、「俺と同じだ。」




龍が答えてくれた。





良かった。



「じゃあ桜院っすか!



新入り、俺も桜院なんだ」





緑髪はニッと笑いかけてきた。





親しみやすいやつだ。

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