ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
「へぇ……」



「10年前からあるらしい

わりと古いな」



「ふーん?」



ヤバイ寝そう、、、





「飛龍は高校生だけでできてる族で、大学受験終わり次第代替わりだってよ。



なんかのサークルみてぇだな。


ちなみに今の総長は高3、だから今年で引退みたいだけど」



「ほー。」



「……聞いてますか?」



「聞いてるよー……」




あたしがそう言うと、電話の向こうから「はぁぁ」とため息が聞こえた。



あたしは電話を耳から話して小さく顔をしかめる。





……何様だこいつ。





「ならいいけど……パートナーとして言うけど、もう前みたいになんねーようにな?
すること終わったらすぐ抜けろよ?」



「そのつもりー」



「眠そうだからもう切るね。

あとは自分でお願い。

たまには帰ってこいよ?」




「はーい、サンキュ、光輝」



「ん。」




電話がきれた。




……面倒くさい、超面倒くさい眠いのにもー。




私はゆっくり立ち上がり、パソコンを開いた。



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