ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
ヤバイすごいキモいわこの人。
え、なにこの人。
しかもなんかソファー……隣に腰かけてきた!
いきなりすぎないか?
初対面でそれかい?
引くわ……。
「え?夏希ちゃんこんなかわいいのにぃー?」
「眼科へゴー」
「いやマジだって」
「はいはい」
「なっちゃん、恋人作んないの?」
巧が目を丸くして聞いてきた。
「作るもなにも恋愛とかしたことないし。」
「はっ?!お前恋愛したことないの?」
蓮夜にも驚かれた。
んっと……珍しいのか?
「ない
あたしが前いた族、恋愛禁止だったし。」
「ウソ……なっちゃん、ないんだ……」
「はっ恋愛したことないとか」
「なんであたしバカにされてんの?」
クソ腹たつんだけど。
「じゃあじゃあ夏希ちゃん!
俺を候補にいれといて★」
「うぇぇ」
「なにお前」
詩音が鋭く蓮夜を睨む。
「いや大丈夫、詩音と夏希が手つないでるとこ想像して吐きそうになってんじゃねぇから」
「「死ね。」」
うわ、不覚にも詩音とハモってしまった。
なんたる屈辱。