ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
「蓮夜!なに気色悪いこといってんだっ
なっちゃんが詩音と手ぇつなぐわけないだろ!」
「巧お前なに言ってんだ?」
「そうそう。巧の言うとーり」
巧は理解してくれるなー。
あたしが巧に微笑みかけると、ニコッと帰ってきた。
マジ天使。
「え?夏希ちゃん?」
心外そうな詩音。
心外はこっちじゃい。
こいつなに言っちゃってんだか。
「族なんかと恋愛したら人生終わるわー」
「「「「……。」」」」
「ん?どした?」
いきなり沈黙ったから何事かと思えば、巧も蓮夜も詩音も、龍までもポカンとあたしを見ていた。
かと思えばいきなり全員で頭をかかえた。
え、?
「なっちゃん……」
「いやなんつーか夏希ちゃん……すごいね」
「おい……俺様16年生きてきてこんな屈辱はじめてだ」
「は?なに言ってんだか」
てかそんな反応されると困る。
え、事実じゃね?
族っつか仲間と恋愛とかヤじゃね?てか無理じゃね?
ってあたしが言っても説得力ないか。