ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
その時、
「夏希」
呼ばれて向くと、り、龍……?
こいつ龍なのか?
分かんないけど得体の知れない黒いなにかがあたしを見ていた。
いや……これは龍だ。
人殺せそうな目してるけどこれは龍だわ。
「……うわ、どうしたの龍まで」
「お前……覚悟しとけ」
に、睨まれた、なにこいつ。
「「「プッ」」」
巧たちが同時に吹き出す。
「はあ?なんの覚悟?」
ポカンとしていると、
「夏希ちゃん、龍は怖いよー」
「こんな奴龍に沈められてしまえ。」
「しず……はぁっ?!」