ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
「「「ん?(あ?)」」」
「いやもうツッコミ所満載だけどね。
決めろよって何を?」
「んなもん決まってんだろ」
蓮夜が顔をしかめた。
「挨拶だよ」
ニッコリする詩音。
「は?挨拶?」
な、なんの挨拶?だれに挨拶?
「新しく入族した奴は、みんなの前で挨拶すんだ。
そんとき、3つの誓いをたてんだよ。
誓いは大丈夫。龍がほとんどやってくれる。
だよなっ?」
「ああ。
言わば入族の儀式みたいなもんだ。
お前はそのあとみんなに自己紹介すればいい。
意気込みも言え。」
ニコニコしながら説明してくれる巧と無表情の龍。
「え゛。」
なにそれ。