ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
★入族★
挨拶
しばらくして下に降りていくと、来たとき以上に人がいてガヤガヤしてて、かなりうるさかった。
そんな中あたしは龍たちが見つからなくて焦った。
人しかいないわこれ。
むさいし。
汗くさいし。
もうっ、龍たちどこだーーー?!
「夏希ちゃん、準備できた?」
「詩音!」
あたしは声が聞こえてきた方へかけよる。
詩音は部屋の一番前の奥にいた。
「準備……って」
「心の準備ってやつ?」
「できたできた」
ホントはまったくできてません。
心臓バクバクッすね。
「おっけー。
じゃあ壇にあがって。誓いを唱えるって言われたら、右手あげて旗のほう見てね」