ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
旗は、紺色の生地に白い龍が2匹絡まりあって天に向かっている模様。
回りには炎らしき模様もある。
ぶっちゃけ超かっこいい。
旗に「ひゃー」と小さく感動していると、龍が
「誓いを唱える。」
と言った。
んーっと、手ぇあげるんだっけか。
あたしはピシッと右手をあげた。
みんなの視線があたしに集まる。
な、なんか恥ずかしいな、これ。
隣から龍の声が響いた。
「お前は、自らと仲間を愛し、心より信頼すると誓うか?」
「誓います!」
「自らと仲間に強き誇りを持ち、何があってもそれをけがさないと誓うか?」
「ああ、誓います!」
「誓いを破った暁には、飛龍から去ることを誓うか?」
「誓います!!」
「良し。」
とたんに回りがガヤガヤした。
誓いの内容に小さく胸打たれつつ、あたしは右手をおろした。