ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
場はかなり和やかになった。
それをいきなり、
「静まれ。まだ話がある」
またシンとした。
おい羨ましいぞおい。
神皇の時、みんなに静かにしてって言って静まってくれた覚えがない。
みんなテンション高過ぎてダメだったなありゃ。
ふと見ると、龍がかなり真面目な顔してるのであたしはひとまず壇をおりた。
巧たちのとこに行くと、二人ともニッコリしてくれた。
もう天使。
「こいつの喧嘩術の良さは、自称じゃねぇ。
実際、俺からしてもかなり強いと見ている。」
「え?」「マジかよ……」
ちょ。
なにを言い出すのかい君。