ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
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「ありがとー、送ってくれて」




あたしがそう言って龍の白いヘルメットをかえすと、龍が「ん。」と受け取ってくれた。




あたりは夕焼けで龍の顔がちょっとまぶしい。



もう夕方か、はやいな。




「大丈夫か?」





「へ?なにが?」






「早く帰って。」






「ああ、大丈夫、一人暮らしだから」






「……一人暮らし?」






目を見開かれて逆に戸惑う。






「そうだけど……なんで?」







「いや、なんでもねぇ」






「へ……あ、そう」

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