ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
「そのまさかです」
「うわあああっっ?!?!」
振り向くと、眼鏡をかけた男性がジッとあたしをみていた。
び、びっくりした。
「理事長……です……か?」
「そうです」
理事長はため息をつきながらソファに腰掛けた。
「ま……まじで?」
「はい。」
ここは理事長室。
学校につくなり放送で呼び出されたあたしはいま理事長室にいる。
「昨日学校休みだったんですか?」
「はい。創立記念日でね。」
「じゃ……なんで」
あいつらは屋上に?
理事長は首をかしげながら言った。
「なんですか?」
「い、いえ、べつに……」