幼馴染の恋
ルンルン気分で拓哉を校門で待つ。

「まだかなぁ…」

「悪い!!遅れた!」

「大丈夫だよっいこっ!」

「おう!」

2人でいつものように歩く。

隣にいるだけでドキドキする…。

おさまって…心臓…。

「お、ついたぞ」

「…………」「緋奈?」

「あ……まだ…まだ帰りたくない…」

「え…でも……」

ギュッと拓哉を抱きしめた。

「……ひ…な…?」

「……拓哉の家…行きたい…」

「……いいよ」

私は拓哉の家にいれてもらった。

と言っても2人とも無言でただ時が

すぎていくだけ。

「………拓哉…」

「…なに?」「………キス…して?」

「…え?」

「してほしいの…」

「緋奈…今日おかしいぞ?」

「……してくれないんだ…」

「え…いや…あの…」
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