☆starlight☆
「夜龍!危ないっ!」
聖太郎が言い終わらないうちに
黒い何かは俺の上に降ってきた。
バサバサっバサっ
「つってー…。」
上から降ってきた黒い何かのせいで
俺は大胆に転んだ。
少々キレ気味で黒い何かを見る。
するとそれは小さな可愛い
黒い子猫だった。
俺がびっくりして唖然としてると
沙之介先輩と友希先輩が笑っている。
「先輩たち。なにわらってるんです?」
「いや、こんな小さな子猫に怒ってる夜龍が可愛くてw」
「ホントにw」
そう言いながら沙之介先輩が
俺の上にいる子猫を抱き上げた。
子猫は暴れもしないで素直に抱き上げられた。
「お。結構人馴れしてんな」
友希先輩がいいながら沙之介先輩の
腕の中にいる子猫を撫でる。
「かわいー☆よし!こいつはありゅうだ!」
「「いいねー!」」
普段静かな聖太郎まで一緒にはしゃいでる。
「ったく。聖太郎まで…。」
「いーじゃんなー♪ありゅう♪」
「ミャー?」
「ほら!ありゅうもいってるぞ。」
「ミャー!」
猫まで…(汗)
「思ったんだがこの猫どうするんだ?」
友希先輩が冷静に言う。
「あ、俺無理っすよ。」
すぐ聖太郎が言う。
聖太郎の家はペット不可だ。
それにお母さんが猫アレルギーなのだ。
「言っとくが俺も無理だぞ。世話をしている時間もないしな。」
友希先輩が言う。
「俺が買うって言いたいけど俺ん家にはもういるしなぁ…。」
沙之介先輩の家には猫8匹。
犬3匹。鳥2羽がいる。
すべて心優しい沙之介先輩が拾ったそうだ。
さすがにこれ以上は起こられるだろう。
一人心で解釈し終わり回りを見ると
皆俺を見ていた。