異国で咲く花
1時間後、潮花町へ入ったところで、暴れイノシシ5頭が高千へと突っ込んできた。
「ぬぁにぃ!!5頭まとめてかぁ~!
わりぃ~~1頭で手間取ってられないから、リズに任せるぜ。」
「リズ、5頭大丈夫?」
「誰に言ってる!ブタの5ひきくらい簡単だ。」
ダダダダダダッバタバタバタ
イノシシたちは横倒しになり、焦げた状態で一部から煙がたちのぼる。
「どうだ、いいメシの種だろ。はははっ」
「もう、リズったら。その調子よ、たぶんあと1か所、がんばってね、リズ。」
「ああ、いちこ・・・そろそろご褒美の用意しておけよ。」
「あ・・う・・うん。」
予定通り、高千は4時間ちょっとで教会に着く予定を全うできそうであったが、4回目の魔物は、なんと退治屋の事務所から10mの大通りで出現した。
「最後だ!あれ・・・やべぇ、でっかいノミみたいなのが事務所の方へ跳びやがった。
いけねぇ!みんな、迎え討ってくれ!」
高千からの連絡に事務所にいた、朔良と祐希は外へと飛び出し、いちこはそのままマイクの前でリズに声をかけていた。
「リズ、事務所の方にノミのお化けがきたわ。
私が危険だからって朔良さんと祐希さんが外に出たんだけど、大変なの。
早く、来て!助けて!」
「ちっ!ノミが、なめた真似をしやがって・・・俺様の魔力を思い知れっ!」
バチバチバチバチバチ!!!
ノミは事務所の屋根の上で感電死した。
「リズのやつ・・・電撃技もできるのか?」
「そうみたいですね。遠近の攻撃はほんとに見事です。」
「リズ、よくがんばりました。お疲れ様。
あ、でも最後まで高千と女神像を守ってあげて。」
「わかった。おまえは事務所から出るなよ。
そのまま、俺様の帰還を待っていろ。
報酬は戻り次第、もらうからな。」
「う。うん・・・。」
高千は予定通り、教会の指定場所に女神像を置き、稲美屋宛ての請求書を渡して事務所へと戻ってきた。
「ただいま~。みんなお疲れ~!
予定額よりも上乗せして代金を払ってくれることになったぜ。」
「そうですか・・・それはよかったですね。」
「おう、いちこ。戻ったぜ。
さて、早速いただこうか。」
「あ、でも・・・ここじゃ。私の部屋にきて。」
「そ、そうだな。こんな無粋なやつらに見せてやることはないな。
行こうか・・・。
そんなに俺様の仕事ぶりがよかったか。惚れちまっただろ?」
いちことリズナータが事務所を後にするなり、朔良がニヤリと笑ってつぶやいた。
「いい仕事をしてたっぷりと報酬をもらってもらいましょう。ふふふ」
「俺の発明が生かされると面白い。」
「祐希?何をやったんだ?そうだ・・・こっそりのぞきに行こう。」
「お、おい、のぞきはだめだろ。」
「なに?祐希は物を与えたらそれっきりなわけ?
実際は何がどうなるとわかんねえだろ。
もしも、いちこの身に何かあってからじゃ遅いだろうが。」
「それはそうだな・・・。俺もいくわ。」
「うう・・・私もやはり心配です。」
朔良と祐希と高千はこっそりといちこの部屋の様子をうかがうことにした。
「ぬぁにぃ!!5頭まとめてかぁ~!
わりぃ~~1頭で手間取ってられないから、リズに任せるぜ。」
「リズ、5頭大丈夫?」
「誰に言ってる!ブタの5ひきくらい簡単だ。」
ダダダダダダッバタバタバタ
イノシシたちは横倒しになり、焦げた状態で一部から煙がたちのぼる。
「どうだ、いいメシの種だろ。はははっ」
「もう、リズったら。その調子よ、たぶんあと1か所、がんばってね、リズ。」
「ああ、いちこ・・・そろそろご褒美の用意しておけよ。」
「あ・・う・・うん。」
予定通り、高千は4時間ちょっとで教会に着く予定を全うできそうであったが、4回目の魔物は、なんと退治屋の事務所から10mの大通りで出現した。
「最後だ!あれ・・・やべぇ、でっかいノミみたいなのが事務所の方へ跳びやがった。
いけねぇ!みんな、迎え討ってくれ!」
高千からの連絡に事務所にいた、朔良と祐希は外へと飛び出し、いちこはそのままマイクの前でリズに声をかけていた。
「リズ、事務所の方にノミのお化けがきたわ。
私が危険だからって朔良さんと祐希さんが外に出たんだけど、大変なの。
早く、来て!助けて!」
「ちっ!ノミが、なめた真似をしやがって・・・俺様の魔力を思い知れっ!」
バチバチバチバチバチ!!!
ノミは事務所の屋根の上で感電死した。
「リズのやつ・・・電撃技もできるのか?」
「そうみたいですね。遠近の攻撃はほんとに見事です。」
「リズ、よくがんばりました。お疲れ様。
あ、でも最後まで高千と女神像を守ってあげて。」
「わかった。おまえは事務所から出るなよ。
そのまま、俺様の帰還を待っていろ。
報酬は戻り次第、もらうからな。」
「う。うん・・・。」
高千は予定通り、教会の指定場所に女神像を置き、稲美屋宛ての請求書を渡して事務所へと戻ってきた。
「ただいま~。みんなお疲れ~!
予定額よりも上乗せして代金を払ってくれることになったぜ。」
「そうですか・・・それはよかったですね。」
「おう、いちこ。戻ったぜ。
さて、早速いただこうか。」
「あ、でも・・・ここじゃ。私の部屋にきて。」
「そ、そうだな。こんな無粋なやつらに見せてやることはないな。
行こうか・・・。
そんなに俺様の仕事ぶりがよかったか。惚れちまっただろ?」
いちことリズナータが事務所を後にするなり、朔良がニヤリと笑ってつぶやいた。
「いい仕事をしてたっぷりと報酬をもらってもらいましょう。ふふふ」
「俺の発明が生かされると面白い。」
「祐希?何をやったんだ?そうだ・・・こっそりのぞきに行こう。」
「お、おい、のぞきはだめだろ。」
「なに?祐希は物を与えたらそれっきりなわけ?
実際は何がどうなるとわかんねえだろ。
もしも、いちこの身に何かあってからじゃ遅いだろうが。」
「それはそうだな・・・。俺もいくわ。」
「うう・・・私もやはり心配です。」
朔良と祐希と高千はこっそりといちこの部屋の様子をうかがうことにした。