花びらとともに、散りぬるを。
私が自分を変態だと認識した、そんなある日のこと。
今日も数学があるな~なんて思い、ちょっと嬉しく思いながら美帆と登校。
いつものように教室に着き、美帆と話していると。
「おはよう。」
と、珍しく松本くんが早く教室に入ってきた。
「おはよ~!松本くん今日早いね?」
と美帆が返事をする。 私は隣で微笑むのみ。
「うん。この後体育委員は集合がかかってて。村田さん一緒に行かない?」
そう、2人は体育委員。
「そうなの?知らなかったよ…
ありがとう!行く行く!」
と美帆は明るく言い、じゃあね~と手を振って行ってしまった。
…あれ、松本くんなんか嬉しそうな。
なんか顔赤いし。
…もしかして。
と1人で思考を巡らし、にやついていると。
「朝から何笑ってんの?しかも1人で。」