花びらとともに、散りぬるを。
「ー…じゃあこれは宿題で!今日の授業は終わりー」
先生がいい、号令をして、今日の授業は終了。
「晴華ー、帰ろー?」
美帆が可愛く聞いてくる。
「あー…ごめん。この問題解いてから帰るわ。」
宿題があまりにも難しかったみたいで、すぐに解き終わらない。
解きかけだと気になってしょうがない私は、解いてから帰ることにした。
「分かった~!私塾だから、先に帰るね」
「ごめんね。
また明日ー!」
美帆に手を振り、そしてまた問題へ。
…何これ難しい。
途中まではあってると思うんだけどなー?
20分かけても解けず…
限界が来た私は職員室に行って聞きに行こうかな~?とか思い、ふと顔をあげると。
「あれ…?
佐々木、いたの?」
そこには、
佐々木くんがいた。