花びらとともに、散りぬるを。
ふぅ…と大きくため息をつき、そこから深呼吸。
そうして、鏡に映る自分の姿を見直してみた。
我ながら…満足かな。
時計を見ると、まだまだ時間には余裕があった。
カーテンを開けると、ふわっと暖かい風が私を包み込む。
「いい天気。」
思わず呟いてしまうほどの天候の良さ。
ドラマのワンシーンでありそうだな~、とか考えながら頬杖をつき、窓から近くの公園にある桜の木を見る。
きっと。
素敵な3年間になるよね。
桜の木を見ながら思い出すのは…告白のシーン。
私は一人で頬を赤く染めつつ、彼との経緯を思い出していた。