恋愛、友情。ときどき涙。2
海斗side
「……何だよ」
朝から俺の教室にやって来た空。
そんな空に連れられて人気のない場所に来た俺。
「なぁ……海斗」
「何だよ、用があるなら早く言えよ」
いつもとは少し違う空の様子に戸惑う。
空は俺の顔をじっと見ると……やがて、意を決したように口を開いた。
「沢木に告白されたって……マジ?」
「……は……?」
空の思ってもみなかった発言に俺は思わず間抜けな声を出す。
な……んで……
「何でそのこと……」
「小倉から聞いた。
んで、俺は海斗の尻叩き役に任命された」
話はよく分からないが、小倉に頼まれて俺のところに来たらしい。
「で?
何で告白されたのにフッちゃったわけ?」
「何でって……」
「お前、沢木のこと好きなんじゃねぇの?」
……返答に困って黙りこむと、空はあからさまに大きなため息をついた。
「……何だよ」
朝から俺の教室にやって来た空。
そんな空に連れられて人気のない場所に来た俺。
「なぁ……海斗」
「何だよ、用があるなら早く言えよ」
いつもとは少し違う空の様子に戸惑う。
空は俺の顔をじっと見ると……やがて、意を決したように口を開いた。
「沢木に告白されたって……マジ?」
「……は……?」
空の思ってもみなかった発言に俺は思わず間抜けな声を出す。
な……んで……
「何でそのこと……」
「小倉から聞いた。
んで、俺は海斗の尻叩き役に任命された」
話はよく分からないが、小倉に頼まれて俺のところに来たらしい。
「で?
何で告白されたのにフッちゃったわけ?」
「何でって……」
「お前、沢木のこと好きなんじゃねぇの?」
……返答に困って黙りこむと、空はあからさまに大きなため息をついた。