恋愛、友情。ときどき涙。2
昼休み。
俺がいつもの場所へ行くと、すでに音羽が座って待っていた。
「あ、先輩」
そして俺を見つけると本当に嬉しそうに笑う。
そんな一つ一つの仕草が可愛くて仕方ない。
「それで?どうしたんだ?」
俺はイスに座りながら早速尋ねる。
音羽は少しだけ躊躇った後、意を決したように口を開いた。
「先輩!」
「は、はい?」
「やっぱり部長って大変でしたか?」
「……は?」
部長?
何でまた部長?