リア恋DASH!
「カバン持って。」

「え?」

「大河が戻ってくる前に帰るぞ。

 恩田もう終わりでいいよな。」


「うん。あとはゴミ当番が戻ってくれば終わりだし」


「じゃ、俺ら先帰るから。」


「うん。あたしももう部活行くし。」


恩田さんはあたしたちを気にすることなく、

カバンを準備始めて。


羽鳥は、あたしがカバンを持つとじれったそうに

手首を捕かみ走り出した。


「ちょっと羽鳥、どうしてっ」


「また絡まれたいの?さっき泣きそうだったじゃん」


「ねえ、もしかして、助けてくれたのって…?」


「気がついてないだろ、

 お前が可愛くなったって男子の話題になってる。


 大河みたいなチャラい奴らに狙われてるから。


 俺のせいだから、責任あるから。」



「か、可愛くなった???」


話題?

狙われてる?



ええ~~??











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