リア恋DASH!
きゃあ、2号のぬいぐるみ

ゲット~


「へえ、2号のぬいぐるみ

 よく出来てるなあ。」

「え?羽鳥、バス王知ってるの?」


「当たり前だ、小学んときからジャック読者だ。

 普通だろ?」


「あ、そ、そうだよね。

 アニメになってから騒ぎ出したあたしたちより古いのか。」


「一つの作品として知ってるだけで、

 思い入れてるわけじゃない。


 そういう点では、お前たちの方がすごいと思うよ。


 オタクはある意味スペシャリストだよな」



「羽鳥…あんたいいやつー」



「だろう?」


そうなんだよね

羽鳥は初めからあたして人間のこと知った上で、

話しかけてきて、

まあ、ちょっと意地悪な時もあるけど、

嫌ったり馬鹿にしたりしなかったんだ。


「その本は?なんの本?」

「アンソロジーだよ、バス王の。ここでしか買えないんだ。」

「へー?見せて?」

「だ、だめっ」

「なんで?」

「これは女子オンリーなの。男の子の読むものじゃないのっ」

「なんだよケチ。」

「~~~~~~っうるさいっダメっていったらダメっ」


BLなんて見せたら絶対引くでしょうが…






 

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