リア恋DASH!
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「じゃあ明後日な。」


羽鳥は家の前まであたしを送って、帰っていった。

最後まで紳士な羽鳥だった。


あたしは手を振って見送りながら、

泣くのをグッと我慢した。

泣くな望南

泣いたら羽鳥を困っちゃうでしょ…


羽鳥が角を曲がって見えなくなった瞬間

止めておいた涙がこぼれた。

ボトボトと音が聞こえるくらい豪快にあたしは涙のつぶを地面に落とした。

一頻り泣いたあと、


空を見上げると

すっかり辺りは真っ暗で、

沢山の星が無数に散らばってキラキラしてた。



プラネタリウムの人口の空みたいにやけに星が近くて

悲しいくらい綺麗だった。

明日が休みでよかった。

明日学校で目を腫らしてたら

きっと羽鳥心配するもんね。


明後日

いつものあたしらしいあたしに戻る

そう心に決めた。





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