リア恋DASH!
「返してよ絶対。俺のなんだから~」


なんだかよくわからないぐちゃぐちゃなデザイン

こんなモノの下で明かりを照らすより

あたしの可愛いスターを下からを照らす方が幸せってもんよ。

あたしは思いっきり引っ張って外すと

アルミの針金で作ったフレームがぐにゃっと曲がった。


「あっ姉ちゃん乱暴に外すから壊れたじゃん。」

「簡単に壊れる物を作るあんたが悪いんでしょ

 すぐ元に戻るでしょ、あとで直すわよ。」


「姉ちゃん横暴!貸すのやめる。」


「もう手遅れじゃ。」


ギャーギャー

文句を言ってくる美善を部屋に押し込めて、

いそいそと部屋に向かう。


あたしはこの時どんなメッセージが出てくるのか

そのことばかり考えてた。



部屋を真っ暗にしてパチリとスイッチを入れた


”I'm happy to be your friend."

(あなたがともだちでよかった)



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