リア恋DASH!
「はい。箱とかもう捨てちゃったよ。」
あたしは、手近な袋に入れて手渡した。
「見た?」
「え?」
「パズルのメッセージ。」
「見たよ。」
「そっか」
顎に手を当てて、ちょっと困った顔してから、
何も言わずに考え込む羽鳥。
何なんだこの男は…
「羽鳥、早くいかないと遅刻するよガッコ、
雨だって降ってるし。
あれ?
やんだみたいじゃん。」
羽鳥が手にする傘はたっぷり雨を含んで玄関に水溜りができているのに…
「雨の中わざわざ家によって大変だったでしょ。
メールくれれば持ってったのに。」
「うん、だけど…見てほしくないかなってメッセージ。
間に合わなかったな。」
「え?」
「これやる。
もう返せって言わないから。」
ぐいっと袋を押し付けると、
「じゃ、俺先に行く!」
「ちょっと羽鳥!!」
わけわかんない…
呆然として立っていると、
ママが、それを見とがめて、
「望南!時間!!遅刻するわよ!」
きゃああ。
もう羽鳥ずるいっ
あたしは、手近な袋に入れて手渡した。
「見た?」
「え?」
「パズルのメッセージ。」
「見たよ。」
「そっか」
顎に手を当てて、ちょっと困った顔してから、
何も言わずに考え込む羽鳥。
何なんだこの男は…
「羽鳥、早くいかないと遅刻するよガッコ、
雨だって降ってるし。
あれ?
やんだみたいじゃん。」
羽鳥が手にする傘はたっぷり雨を含んで玄関に水溜りができているのに…
「雨の中わざわざ家によって大変だったでしょ。
メールくれれば持ってったのに。」
「うん、だけど…見てほしくないかなってメッセージ。
間に合わなかったな。」
「え?」
「これやる。
もう返せって言わないから。」
ぐいっと袋を押し付けると、
「じゃ、俺先に行く!」
「ちょっと羽鳥!!」
わけわかんない…
呆然として立っていると、
ママが、それを見とがめて、
「望南!時間!!遅刻するわよ!」
きゃああ。
もう羽鳥ずるいっ