リア恋DASH!
「羽鳥はボーイズラブなんかじゃないから!」


し------ん

はっ??


思わず言ってしまった大きな声は、教室中に響いたみたいで、

教室中の視線があたしに集まっていた。

あわわわ…


「ご丁寧に大きな声で否定してくれてありがとう。」

そこには羽鳥が苦笑して立っていて、

ひゃあっ

「ご…ごめん。」


「ちょっといい?」


「あ、ええと、今彩夏とお昼食べてて…」


「俺の噂をしてたんだ?」


「はい、ごめんなさい。」


ああ。何たること、穴があったら入りたい


「徳間、こいつ借りてっていい?」


「ああ、どうぞどうぞ。」


「徳間の許しも出たし、行くぞ有川。」


怒ってる、怒ってるんだ。

そりゃあそうだよね。

BLとか大声で言われちゃあ、誰だって怒るよね。

え~~ん怖いよお、

あたしは羽鳥に手を引かれ教室を出る。


後で彩夏から聞いた話によると、

そのあと教室では大騒ぎになったらしい。


もちろん、あたしと羽鳥の恋バナで!

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