リア恋DASH!
「あ~ら、謝る必要はないでしょう、
美しいBLの世界、もはや一部のものじゃなくて、
文芸部のサイトは
女子たちの憧れの的になってるのよ、
その主人公として
物語に登場できるんですもの感謝して欲しいわ。」
「そうよ。望南の書いた文章は芸術なんだら。」
まりに煽られ、彩夏も強気。
「おい、
今、なにげに認めただろう?」
まり、彩夏VS大河くんがバトってるのを横目に、
将くんがあたしの背中を引っ張る。
「とにかく、回収して破棄すること、
サイトでにあるやつは消去。
みんながそんな目で見てると思うと
おちおち大河と普通に話もできないじゃないか」
なんとなく想像はつく、
みんなほ~って目で見るんだろうなあ。あはは…
「な、なによ、浮気者!
彼女の芸術作品より、
大河との時間を大切にしたいっていうのねっ」
「アホなこと言ってるな!
もうお前とは別れる!」
「本気っ?」
「ああ本気だっ!」
こっちでもバトル勃発!?