リア恋DASH!
「えへへ、ごめんね。」

将くんはため息をついて、


「やりすぎだろ?」


「だって、バスケ部は言ったら女子に人気が出ちゃうし、

 デートとかできないし、


 まりちゃんが

 将くんと大河がお似合いとか言うし


 いたずらっていうか、

 ヤキモチかな?」



「それはいいわけだろ?」


「えへへ…」


「しょうがねえなあ、

 今回だけ許す。」


「まじ?」


「俺の彼女は腐女子だからな。

 普通じゃないのは承知の上だよ。」


「将くんだーい好き♡」


「ばあか、そんなんで騙されるかっての。


 でも、そうだな…

 キスしてくれたら目を瞑ってもいいかな。」


「じゃ、お言葉に甘えて、どうぞ。」

「マジ?」



「うん。目つぶってるから早くっ」



ふわっと唇に触れた柔らかいのはきっと…


目を開けると真っ赤になって照れた将君がいて


ファーストキスしたのかなって…


「ふふっ将くんかわいい♡」


「ばあか///」







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