You are my light



どこか複雑そうな顔をしたのには気づかないふりをして、私はうんと返事をした。



「で、どうする?家、来る?」


「んー……」



そんなに考えることなのかな。そして今さらだけどオムライスたち大丈夫だろうか。



「ほんとに、迷惑じゃないか?」


「うん。寧ろ一人だといろいろ考えちゃうし……蒼介が嫌じゃなければ話し相手になってくれると嬉しいな」


「…そうか。なら、今日はお邪魔してもいいか?」



少し考えてから蒼介はそう言った。



「もちろん」



私が笑顔で言うと、蒼介も笑顔で笑ってくれて、私たちは話しながら家へ向かった。










―――――――――――――――――
――――




「どうぞ?」


「あぁ……お邪魔します」



玄関を開けて電気を付ける。



「広いとこ住んでんだな」



蒼介はさっきから落ち着かないのかきょろきょろと周りを見ていた。



「うん。もっと私はもう少し狭くてもよかったんだけど」



決めたのかな兄たちだしね。



「こっちだよ」


「あぁ」



リビングを見たとき、その広さに蒼介は驚いていた。



……私も最初見たときそうだったけど。


蒼介にリビングに座るように言うと、一瞬だけ私の顔を見て目を見張り、わかった、と言った。



なんでだろう。


とりあえず冷蔵庫に買ってきたものを入れる。





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