You are my light



お風呂の準備をして私はリビングに戻る。



「蒼介。お風呂の用意したから入ればいいよ。着替えとかも置いてあるから」



本当はかな兄や音兄が来たときのために用意しておいたんだけどね。


意外なところで役にたったな。



「お風呂場は廊下を真っ直ぐ行って左のところだから」


「……いいのか?」



私は渋る蒼介を半ば強制的にお風呂に入れた。


蒼介って変なところで遠慮するんだから。



「私もさっさとごはん食べよっと」



いつもより早く食べ終わり、容器を捨てリビングに戻ったときちょうど蒼介がお風呂から出た。



「お湯、熱くなかった?」


「あぁ、大丈夫」


「そ?よかった」



私も入ろうかな……あ、でも今ウィッグしてるし無理か。



「なぁ……聞いてもいいか」


「うん?何を?」



蒼介は私の目を真っ直ぐ見ていたので私も見つめ返す。



……蒼介って本当に綺麗な目をしてるな。


宝石みたい。



「お前の目って……」


「目?」



……あ。そういえば今カラコンしてないや。


だからさっさ私を見て驚いてたのか。





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