You are my light
「これ……」
「あ、蒼くんのピアスだ!なんでみぃちゃんが持ってるの?」
不思議そうに莉都は私を見る。
「どーせ、蒼介が満月ん部屋に忘れた〜、とかゆーオチやろ」
ニヤニヤと朱雀は私を見る。
「もうすぅくんからかっちゃダメだよ!蒼くんに限ってそんなことあるわけ、」
「昨日、蒼介が私の家に忘れていったの」
「……え?」
「はっ!?」
キョトンとした莉都と驚きでいっぱいの顔をした朱雀。
……なんか可愛く見える。
「あぁ…そういえば寝るとき外したっけ」
「外すのはいいけど忘れないでよ。無くしたら困るんでしょ?」
「あぁ。サンキューな」
ニコ、と笑ってピアスを蒼介はつける。
キラキラと蒼介の耳で光るピアス。
「蒼介はピアスしてる方がかっこいいね」
「な、なんだよ急に……」
「今そう思ったから」
蒼介はどう反応していいのか分からない様子で少し照れたような顔をしていた。
「み、みぃちゃん…」
「泊まったって……」
「どういうことだ?」
……上から順に莉都、朱雀、太陽の台詞です。
涼は楽しそうに笑ってて蒼介はヤバイ、という風に視線を泳がした。