You are my light



「どういうって……言葉通りだけど?たまたま蒼介と会ったから、家に泊まっていったら?って私が提案したの」



話が進む度に太陽が怖くなっていく。


……私が何をした?



「……太陽?」


「…………」


「……おーい」


「…………」



話が終わる頃には太陽からは真っ黒なオーラが……



「みぃちゃん……これ、どうするの?」


「私に言われても……」



というかこれは私が悪いのか?


今、涼が太陽のご機嫌を直そうと頑張っている。



「いやぁー……これは満月が悪いやろ」


「え、」



意味が分からない。


でも莉都も蒼介も頷いているから私が悪いんだろう。



……全く自分の非に自覚はないけれど。



「どうしよう……太陽、ものすごく怒ってるよね」



だって怖いもん。



「怒ってるっちゅうか……」


「拗ねてるっていうか……」


「簡単に言うと嫉妬だよな」


「やろなー」


「だねー……」



朱雀たちが話をしていたけど、私はどうやって太陽の機嫌を直すか考えていて聞いていなかった。



「なぁなぁ、満月」


「あ、え、何?」


「ちょぉっと、今から言うこと太陽にしてみ?」


「?」






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