You are my light


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「送ってくれてありがと」


「あぁ」



帰りは普段通り、太陽に送ってもらった。


やっぱりこの方がしっくりくる。


朝は……嫌というわけではなかったけど、やっぱり違和感を感じたから。



「明日は九時に迎えに行く。夜更かしすんなよ」


「子供じゃないもん。そんなことしないよ」



とか言いつつ楽しみだったりする。



「じゃあ、また明日ね」


「あぁ」



運転手の人と太陽に手を振って、私はマンションに入っていった。


ウィッグをとり、さっそく明日の準備をしようと大きめの鞄をだす。


と言っても大体のものは太陽たちが持って行くって言ってたから、そんなに持ち物はないけど。


水着と財布とケータイぐらい。あと日焼けどめかな。


鞄、無意味だったかも。



「あ、水着袋に入れたままだ」



タグとかとらないと……


そう思い袋に手を伸ばす。



「あれ。これ、なんだろう」



袋から取り出して見ると見覚えのない白い上着。


それと一緒に小さな紙が落ちた。


不思議に思いながらも拾ってみると綺麗な字で


"僕からのプレゼント。楽しんで"


と書いてあった。





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