You are my light



朱雀も同じことを考えていたのか、目があうとお互い苦笑していた。



「ただいま」


「あぁ、おかえり。楽しかったか?」


「うん」



ニッコリと笑って返すと太陽は穏やかに微笑んでそうか、と言った。



「満月〜ごはん焼きそばでえぇか〜〜?」


「うん」


「ほんなら、はい」


「ありがと」



うわ……結構ある。食べれるかな。



と思ったけど、意外に全部食べることができた。時間はかかったけど。


午前中動きまわってたからかなぁ。



私が食べ終わるときにはみんな食べ終わっていて。


莉都と蒼介、朱雀の三人はすでに遊びに行っていた。



「行かなくていいのか」


「ん…ちょっと休憩してから行くね」



ぐっと背伸びをする。


んー…かき氷食べたくなってきた。


お腹はいっぱいだけど、甘いものは別腹ってよく言うよね。


よし、買いに行こう。


自分の鞄から財布を出す。



「どこか行くのか」


「うん。かき氷買いに行って来るね」


「一人でか?」



太陽は眉をひそめる。


そんなに心配しなくてもすぐそこなのに……






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