You are my light
みんなでタイミングをはかってたんじゃないかと思うぐらいのそれに大ちゃんは少しもったいぶるように間を空けて。
「女子だ」
そう言った瞬間、
「「「やりいぃーっ!!」」」
という男子の声と
「「「ええぇぇーーっ!!」」」
という女子の声が。
落胆の仕方がもの凄い。
なんか、女子の皆様、すみません。
「どんな子ですかー?」
「せんせー、かわいい子ですかー!?」
「彼氏いますかーっ!?」
こんな子ですよ。
かわいくなくてすみませんね。
って、あれ、私の質問全部大ちゃんに向いてる?
……まぁいいや。
「てめぇらいい加減にしろよ……」
あら、大ちゃんちょっとキレぎみ?
それを察したのか教室も一瞬で静かになる。
「おい、入って来い」
やっと呼ばれた……
待ちくたびれたけど、さすがに行きにくい。
「おーい?」
……行きます、行きますよ。