You are my light
露呈
大ちゃんと約束していた三日も過ぎて、私は無事に車椅子から卒業した。
それを太陽は少し残念がってたって涼は言ってたけど、むしろ面倒ごとが消えて清々してると思うんだけどな。
どうして涼がそんなことを言ったのかいまいち私には分からないや。
「でね、みぃちゃん。それで蒼くんが……」
「あ、こらチビ!これ以上言ったらもう甘いもん禁止にするぞ!!」
「えぇっ!?酷いよぉ〜〜っ」
いつものやり取りにみんなが笑う。
今、私の部屋にはいつものメンバーがいていつものようにくだらない話をしている。
太陽は少し前に出て行っちゃったけど。
しばらく話していると太陽が戻ってきた。
でもその顔は少し強張っていて。
「太陽、どうしたの?」
「……親父が帰ってきた」
「へぇ、そうなんだ」
そういえばもうすぐ帰ってくるって言ってたっけ。
「じゃあ今から挨拶行きたい」
早い方がいいよね。
もうだいぶ、というか三日間もお世話になっているわけだし。
「み、みぃちゃん……」
「うん?って、みんなどうしたの?」
今気づいたけど、なんか、空気が重いというか……暗い?
一体何が起こったの?