彼とアタシの恋愛事情。
「はいっ、では今日のHR終了!」



ふぅー…結局今日は友達できずかぁー、

あしたからどーしようかな…。



「あのぉ、つばきちゃん…だよね?」

「へっ…??」



自分の名前が呼ばれたことに驚きつつ、

振り返ってみた。

そしてアタシはさらに驚いた…



何っ…この超美少女……!!


くるくると綺麗に巻かれた髪の毛に、

ぱっちりした目…そう、まるで…


「…お姫さま…?」

「えっ…?」

ハッ…!!

「ごっ、ごめん、呼んだ?」

「あっ、うん。朝見てておもしろいなぁって思ったから」


朝というのはおそらく席を間違えたことであろう…


「あー、そーなんだ…あれは忘れてくれていいのだよ…まぁそれは置いといて、あなたなんて名前?」

「あっ、私は月野 くるみだよっ♪」


なんって可愛らしい名前なんだ君はぁ!!

外見といい名前といい…少しはアタシにも可愛さを分けてほしいよ…


「出席番号つばきちゃんの後ろだし、よろしくね!」

「うんっ、こちらこそよろしく!!」


よぉっしゃあ!!ぼっちフラグたってたけど、あんな可愛い友達ができてよかったぁ♪


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