君とともに未来を
翔亜side
「…」
目を開けると目の前には成宮くんのどアップ。
「……えっ!?」
「過呼吸になって意識失った」
あぁ、そういえば…
「というかこの体勢…」
あたしはベンチに座っている成宮くんの膝の上にいるわけで…
恥ずかしいんですが…
「大丈夫か?」
「うん、大丈夫」
「そうか…」
成宮くんはそう言ってあたしの頭を撫でる。
これ、好きなんだよね。
ってか……なんか忘れてない?
「………★!☆〇♪〇″!″」
「落ち着け」
「なんすか?あの応急処置」
微かに記憶にある…
「……成瀬が可愛すぎた」
「はぁ?」
もちろん顔は真っ赤なわけで…