君とともに未来を



「……成宮くん」


「どうしたんだ?」


「………ちょっとね」


苦しそうに成瀬は顔を歪めた。


「連絡しなくてごめん。」


「何かあったのか?」


真っ直ぐ俺を見る成瀬の目が揺らいだ。

何かあったんだと、すぐに分かった。

何故か嫌な予感しかない。











「……しばらく学校に行けない」


「なんで?」


「入院しなきゃいけないの…」


俺は頭の中が真っ白になった。
 



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