君とともに未来を
あたしはその日のうちに入院の手続きをした。
学校にもしばらく休むことを伝えて…
あとの2日間は家に閉じこもっていた。
どうしても絶望という文字が頭から離れなかった。
毎日、死の恐怖が迫ってきてひたすら泣いた。
泣いて、泣いて、
涙が枯れ果てるくらいに…
それでも涙はいくらでも出てきた。
さすがに2日間も泣き続けるとあたしの脳は考えることすら止めそうになった。
ーープルル…プルル…
何件目の電話だろう……
「……心配してくれる人なんていたんだ」
あたしはずっとほったらかしだった携帯を開いた。
着信ーー22件
新着メールーー43件
携帯の画面を見た瞬間、あたしの頭に浮かんだのは……
成宮くんの顔だった。