君とともに未来を



――キーンコーン…………


先生「終了だ。後ろから集めろ」



やべー、寝てた。


気付けば一時間目終了。


――ザワザワ……


教室が騒がしくなる。



「……あー、終わった!!」



龍が背伸びしながら言う。



「修ちゃん、この問題の答えは?」



里桜が慌てながら聞いてくる。



確かこの問題は……



「多分、Aだったと…」



「あっ、じゃあ正解だ」



「えっ、Aなの!?俺、Bにした…」



「Bは引っかけだな…否定が入ってたら正解だけどな…」



「…最悪」



「修ちゃんはどう?寝てたけど…」



「大丈夫…」



「うぜー。なんでこのくそ難しいテストで寝れる余裕があるんだよ!!」



「……。」


龍がおもいっきり俺の背中を叩く。



痛い……










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