君とともに未来を
修side
駅前に着いたのは約束の15分前。
龍も一緒に来た。
「Ladyたちはまだかな!?」
龍はずっとこのテンションだ。
やっぱりカップルは似てくるらしい。
「修、今日は楽しもうぜ」
「あぁ」
確かに楽しみだ。
今日はいくつ彼女の新しい顔を見られるだろうか…?
「修が女のこと考えてる…」
龍が珍しいものを見るように見てくる。
は!?なんで分かった?
「何言ってんだよ…」
「人は変われるもんだな」
龍はそう言って笑う。
こいつはいつも掴めない。
馬鹿なようで人のことはちゃんと見ている。
まぁ、だから俺も信じられるのだろうか。
「おっ…翔亜ちゃん来たぜ」
そう言われて視線を向けた先には…
俺の愛しい人がいた。