君とともに未来を
「おはよう、2人とも」
「「おはよう」」
俺たちの前に現れたのは柔らかな雰囲気をまとった成瀬。
きっちり10分前行動だ。
「今日は楽しみだね~」
「あぁ…そうだな」
俺の隣に来て笑う。
「あとは里桜だけか…」
龍が時計を見ながら言う。
「里桜が時間通りに来るとはどうしても思えないのはあたしだけ?」
「いや、俺も同感だ」
里桜は基本的にマイペースだ。
とにかく自由奔放に生きてる人だからな…
「里桜~(泣)」
龍が涙目だ…
キモいキモいキモい…
「修、キモいとはなんだよ!」
「口に出してたか…」
「バッチリな!!彼女が恋しくて何が悪い!」
「……あぁ、そう」
疲れるんだけど…こいつと話すと。
「龍~、翔亜ちゃん~、修ちゃん~」