君とともに未来を
「・・・どこにいるんだ」
もう何十分走っただろう。
手がかりすら掴めないまま、時間だけが過ぎていく。
ふと横を通る二人の男の声が耳に入る。
男「さっきの子、超美人だったな」
男「あぁ、俺あんな綺麗な人を見たのはじめてかも」
男「でも、逃げられたしなぁ」
へぇ、こいつら成瀬をナンパでもしたか・・・
俺はそう思いながら男に近づく。
「・・・その子はどこに行った?」
黒いオーラを出しながら男の問いかける。